任意のサービスをインターネットに公開する

OwnServer を使うと、 TCP/UDP を使う任意のサービスをインターネットに公開できます。ここでは例として、 Netcat のサーバーをインターネットに公開する方法を説明します。

事前準備

お使いのシステムに Netcat, nc コマンドがインストールされていない場合はインストールしておいてください。 また、 OwnServer Client がインストールされていることを確認してください。

Netcat のサーバーをインターネットに公開する

OwnServer Client を起動して、 カスタム設定 を選択して 次へ をクリックします

サーバー起動コマンド には任意のコマンドを実行します。例えば echo hello というコマンドを実行した場合、 OwnServer Client の内部では、 Linux/macOS の場合は sh -c 'echo hello' というコマンドが、 Windows の場合は cmd /c 'echo hello' というコマンドが実行されます。通常は Web サーバーの起動スクリプトなど、ローカルネットワークの何らかのポートを Listen するコマンドや実行ファイルを入力します。

ポート には サーバー起動コマンド に記述したコマンドや実行ファイルが Listen するポート番号を入力します。 OwnServer はインターネットからあなたの公開アドレスにリクエストがあると、 ポート に記述したポート番号宛にリクエストを転送します。

プロトコルサーバー起動コマンド が利用するプロトコルを入力します。 TCP もしくは UDP のどちらかが選択できます。

ここでは nc -kl 3010 というコマンドを実行して localhost3010/tcp で Netcat の接続を待ち受けるように設定します。 ポート には 3010 を指定します。 起動 をクリックすると、 サーバー起動コマンド に書いたコマンドや実行ファイルが実行されます。

しばらく待ち、 コマンドを実行 の状態が 実行中 であることを確認して、 次へ をクリックします。

起動 をクリックすることで、 OwnServer Client と OwnServer のサーバーの間でトンネルが構成されます。

OwnServer を起動 のステータスが 実行中 であることを確認して、 次へ を選択します。

あなたのサーバーに接続するためのアドレスが確認できます。これを友達に共有しましょう!

Netcat サーバーに接続する

Netcat クライアントを使ってインターネット経由で Netcat サーバーに接続してみましょう

おわりに

今回は Netcat サーバーを公開しましたが、 Web サーバーなど他のサービスも公開できます。ぜひ試してみてください!